(3月6日月曜日)
一度過去に戻れるのなら、留学出発日の朝、家を出る前にロビンを一撫でしたあの瞬間に戻りたい。ちゃんと最後だと知っておきたかった。もっと一緒にいたかった。
チェキで一枚とっておけば良かったな。二度とチェキに映るロビンは撮れないんだな。
ちゃんと、ちゃんと最後にもっと時間ゆっくり作って一緒にいれば良かった。
時間が経っても悲しいし、一生後悔するし、悲しいままこの悲しさを覚えておきたい。
(3月9日木曜日)
私は際立つものが一切なくて可愛くもない人間だけど、それでもそんな自分に好きという感情を確かに持って大切にしてくれた家族ってなんだったんだろう。
私は本当に申し訳なさと感謝が積もる。
まだ小学生だった時、自分のために1人悩みながらお菓子の柄の誕生日プレゼントを選んでくれた兄の姿を偶然見かけてしまったあの光景が、今でも自分を愛してくれた人の存在そのもので何度も思い出しては涙が出る。
母はなぜこんな自分のために色々な場所に連れて行ってくれたり、言葉をかけてくれたのだろう。
そして、母が怒り涙した日は誰が助けてくれたんだろう。
母が家の中で背負ってたものについて明確に振り返られる年齢になった気がする。
その中でもきっと、一番長い時間を過ごしたロビンの存在は母を救ってくれていたんじゃないかな。誰よりも一番近くにいて、時を共にした子。
私にとっても私の中のロビンは忘れがたく必要だった存在だけど、家族一人一人にもそれぞれのロビンとの時間と想いがあるんだろうな。
最期を看取った母が「ロビンに伝えたいことはもう十分に伝えた」って電話で教えてくれたけど、二人にしかない誰にも分かることができたい寂しさを埋めてくれた空間が確かにあったんじゃないかな。
いっぱい泣いた。
(3月14日火曜日)
図書館に行く道で『非国民的ヒーロー』聴いたら図書館着いてから大森靖子の歌しか聴けなくなってるんだけど、『IDOL SONG』流したら良すぎてずっと揺れてる人になってる。それと同時に、高校時代に平賀とカラオケが『IDOL SONG』熱唱してくれたこと思い出して、ありえないくらい楽しかったの思い出してる。帰国したら今度は二人で平賀とカラオケ行きたいな。
過去の大森靖子の曲、本当に素晴らしいな。